必要となるパッケージは、Gpartedを起動して[表示]メニューから[サポートするファイルシステム]で調べられる。
特徴
BtrFS
上書きせずに別のところに書き込む(コピーオンライト)
ReiserFSを参考に開発された
Gpartedでリサイズできる
openSUSEのデフォルト
複数のサブボリュームをそれぞれパーティションのようにマウント出来る。
BtrFSを実際に使ってみて・・・
- 透過圧縮(zstd)はすごい良い。サイズが約半分になる。
- 2つ以上のLinuxディストリビューションを1つのパーティションに入れられる。
- snapshotで状態を記録して、もとに戻せる。
- ある時点で snapshotでサブボリュームを作り(gitのブランチのように)それぞれ別のシステムとしてサブボリュームをマウントして起動できる。実験が互いに影響を与えずに出来る。
参考: https://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/ganshiki-soushi/0026 - 時々バックグラウンドで何かが動く。これによって残りメモリが追いやられ Swap発生でフリーズ状態になる。これさえなければ使い続けたい! メモリ2GBでは少なすぎるのか!?
- 残り容量が少なくなると、マウントがリードオンリーに変わる。ファイルを削除しても、balanceをやらないと容量が増えない。
- システム起動が遅い。Firefoxなど 大きなアプリの起動が遅い。つまりファイルアクセスが遅い。balanceやdefragで 早くなると思ったが改善しない。
時々、balanceやdefragをする必要がありそう。 - duperemove(重複排除)は期待ほど容量削減には効果ない。
Ubuntuを一つのパーティションにインストールすると、ルートに @ と @HOME 2つのディレクトリが出来る。そのため、他のパーティションのUbuntu18.04のgrub(os-prober)から認識できない。
次のようにすると認識される。
sudo ln -s @/etc etc
sudo ln -s @/boot boot
JFS
CPUリソースが少ない。少メモリ向け。
使ってみてトラブルもなく良い。
欠点: パーティションのサイズ縮小が出来ない。
sudo apt install jfsutils
XFS
大きいファイル向け 1ファイルが数百MBからGBクラス
小さいファイルは inode と一緒に保管される。
i386システムでは、この XFS パーティションから bootできない。
Gpartedで サイズ縮小できない。
RHELが LVM+XFS
sudo apt install xfsprogs
sudo mkfs.xfs /dev/sdaX
Reiser4
ReiserFS
小さいファイルや テールを ひとつにまとめて書き込む。
CPUリソースを多く使うことがある。
古いシステム。
sudo apt install reiserfsprogs
F2FS
フラッシュメモリ用
sudo apt install f2fs-tools
ZFS
メモリを大量(実メモリの半分など GB単位)に使う
ディスク上サイズ 比較
(MB)端数切り上げ
ディレクトリ名 hub pack
ファイル数 12219 4952 個
実サイズ 302 29
Ext4 336 45
XFS 330 39
JFS 332 40
ReiserFS 329 39
ファイルシステムを変換するツール
sudo apt install fstransform
ext2 ext3 ext4 reiserfs jfs xfs 等に対応している。
https://gihyo.jp/admin/clip/01/linux_dt/201808/20
https://github.com/cosmos72/fstransform
暗号化パーティション内にフィルシステムを作成
暗号化パーティション 1
gpartedでパーティション作成
sudo cryptsetup luksFormat /dev/sdaXX
パスワードを決めて入力
sudo cryptsetup open /dev/sdaXX home-user
sudo mkfs.btrfs /dev/mapper/home-user
暗号化パーティション 2
sudo apt install gnome-disk-utility
これでパーティションを作成
/etc/crypttab
crypthome UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx none luks
/etc/fstab
/dev/mapper/crypthome /home ext4 defaults 0 2
起動直後のマウント時に暗号パスを聞かれる。
Lubuntuでは
Lubuntu 18.04.3 のインストールISOでフォーマットできる種類
- BtrFS
- XFS
- JFS
- Ext4 等
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